SOUND PRODUCTION
Koto Reimagined
長い歴史を持つ伝統楽器「琴」を、現代的な録音技術とサウンドデザインの手法で再構築した、Cobalt Field Echoの自主制作サウンドプロジェクトです。
CONCEPT
伝統の響きを、
スタジオでの
OUTCOME
楽器の個性を残した
伝統の響きを、
今の空気の中へ。
「Koto Reimagined」は、琴という伝統楽器が持つ繊細な倍音と余韻を、現代的なプロダクション手法によって新しい文脈に置き直す試みです。古典的な奏法をそのまま収録するのではなく、マイキングの工夫やレイヤーの重ね方によって、琴の音色が持つ「間」の感覚を損なわずに、現代のリスニング環境にも馴染む質感へと仕上げることを目指しました。
本プロジェクトはクライアントワークではなく、伝統楽器と現代的な音響制作の接点を探るための自主企画として、2026年にスタジオ内で制作したものです。尺八と和太鼓の音色も素材として加え、楽器同士の響き合いを記録しました。
PROCESSスタジオでの
多層的な録音プロセス。
琴の演奏は、近接マイクと空間マイクの2系統で同時収録し、弦の振動感と部屋鳴りの両方を別レイヤーとして保持しました。そこに尺八の息遣いと和太鼓の低域の厚みを素材として重ね、楽器間の余白を活かしたミックスを行っています。プロセス全体を通じて、音数を足すよりも「どこで鳴らさないか」を重視した設計を行いました。
楽器の個性を残した
現代的な音響作品。
完成した音源は、伝統楽器の質感をそのままに、現代的な音響制作ならではの空間的な広がりを持つ作品となりました。本プロジェクトを通じて得られたマイキングとレイヤリングの知見は、サウンドブランディングや音響制作の案件における和楽器収録のノウハウとして社内に蓄積しています。